倉地とお客様のつながり

倉地とお客様のつながり

確かな技術が子ども達の成長を支える

千葉県流山市おおたかの森。つくばエクスプレス開業に伴い新しい駅が増え、大型ショッピングセンターの出店など、開発がめざましい地域だ。また、市の政策により、子育て世代の誘致に力を入れているためか、新築の戸建やファミリー向けのマンションが、今もなお増え続けている。そういった世代が増えれば、必要になってくる場所が、保育園や病院だ。そこで今回は、今年4月に開園したばかりの「聖華マリン保育園新築工事」を取材した。
スポットを当てていくのは、建物の「設備工事」の部分。設備といっても、空調や厨房など多岐に渡るが、今回は「衛生工事」にスポットをあててみよう。衛生工事とは、いわゆる水に関係する工事のことで、トイレ・風呂・洗面所・厨房などがその代表だろう。人間が快適に暮らしていく上で必要なインフラの中でも、最も重要といっても過言ではないだけに、施工する会社や現場の職人にも相応の技術と経験が求められる。
普段、私たちの目に入ってくることのない、まさに縁の下の部分は、どのような世界が広がっているのだろうか。

建物の基礎部分に鉄筋を使い、強い地震にも堪えうる強度を確保する。多くの子ども達を守るために欠かせない部分だ。

下水道本管へと繋がる排水管を、職人の手作業で作り上げていく。このように、私たちが普段生活するアスファルトの下には、パイプと継手が縦横無尽に張り巡らされているのだ。

自宅の敷地内で目にした事があるであろう、水道メーターのボックス。メーターを設置する前に水圧テストをかけ、漏れなどがないか確認していく。

床から突き出している配管は、この上に衛生器具が取り付けられる事を示している。ここでミスがあると、修正が大変になってしまう。

左から、幼児用バスPFS1400CWNと汚物流しにはSKL330HNFP。0~2歳児用の洋便器にはCS310BとS300BKのセット。小便器はU310GWをチョイス。手洗器にはオートストップ水栓TL19ARを採用することにより、無駄な水の使用を防げる。

給排水には、床を通る場合と壁を通る場合の二通りがあるが、器具類が必ずしもその通りに対応しているとは言えず、今回準備した幼児用マルチシンクも壁給水のみの設定であった。しかし既に配管は床給水となっており修正はできない。ここで器具付けを担当した水嶋氏が職人技を駆使し、マルチシンクの中で配管を変更したのだ。

外遊び後の子ども達の汚れを落とす流しは、職人の手づくりによるものだ。

水栓の交換から大規模施設改修まで

今回衛生工事を担当した流山市のノームラ化水工業株式会社は、長年の実績と豊富な経験を持つ、設備・浄化槽・水道本管工事などのスペシャリスト集団だ。
技術の高さ、仕事の正確において定評があり、小さな修繕から大規模なリフォームまで相談に応じてくれる。市内・外問わず幅広く活動するスタイルは、流山市において今最も勢いがあるといってもよい。今後の動向に注目だ。 

【SPECIAL THANKS】
ノームラ化水工業株式会社 千葉県流山市野々下2-682-6 
TEL:04-7148-7751 noumura.co.jp
興和流通商事株式会社(建築担当) 千葉県流山市宮園1-16-9 
TEL:04-7158-5566 kouwa-r.co.jp
株式会社アドバンス・テック(設計担当) 千葉県流山市南流山8-6-1 店舗4 
TEL:04-7159-5982
有限会社ミユキ設備工業(設備担当) 千葉県流山市鰭ケ崎4-3 
TEL:04-7159-4774